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富裕層と都市部ほど、ソーシャルネットワークを利用する傾向が強い

2分で読めるシリーズ|2009年9月

消費者行動の詳細なセグメンテーション分析を行うニールセン・クラリタスによると、米国でFacebook、MySpace、LinkedInなどのソーシャルネットワークを利用している人は、平均的な米国人より裕福で都会的である可能性が高いとのことです。

ニールセンについて 「ニールセンのオンラインデータによると、米国人口の半数が昨年1年間にソーシャルネットワーキングサイトを訪問し、その数は四半期ごとに増加しています」と、ニールセン・クラリタスのリサーチ&デベロップメント担当AVP、ウィルス・コリガンは述べています。「これらのサイトの人気の高まりと消費者の深い関わりにより、広告主やマーケティング担当者は、オンライン広告やプロモーションのターゲットとなるべきライフスタイルについて、より詳細な情報を求めています」と述べています。

FacebookとMyspaceの比較

クラリタスを通じて、ニールセンは米国の世帯を「ヤング・ディゲラティ」や「ベルトウェイ・ブーマー」といった人口統計学的、行動学的に異なる66のセグメントで定義しています。 これらのセグメントをNielsenの20万人以上のオンラインパネルの活動と重ね合わせると、2大ソーシャルネットワークであるFacebookとMySpaceの人口構成に著しい違いがあることが分かります。

  • フェイスブックユーザーのプロフィールは、大部分が高級志向である。富裕層に対するライフスタイルの上位3分の1は、下位3分の1に比べてFacebookを利用する割合が25%高かった。
  • 豊かさに関連する下位3分の1のセグメントは、上位3分の1のセグメントに比べ、MySpaceを利用する傾向が37%高い。
  • また、Facebookの利用者は、MySpaceの利用者よりも、ビジネスやプロフェッショナルな人脈作りを目的としたネットワークであるLinkedInを利用する傾向が強かった。

ブロガーもより都会的に

ニールセン・クラリタスによると、ブログやツイッターをするコミュニティ全体が必ずしも裕福なわけではありませんが、ブロガーやツイーターはニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコ、シカゴなど、より都市部に住んでいることが分かっています。最もアクセス数の多い上位2つのブログプラットフォーム(ブロガー、ワードプレス)と最も人気のあるマイクロブログプラットフォーム(ツイッター)の普及率を見ると、ニールセンの12の都市型ライフスタイルセグメントは、ニールセンの22の都市・地方セグメントよりもブログやツイートをする傾向があることがわかります。

ブログやツイッターをよくするライフスタイル層は、ブログやツイッターをしない層よりもFacebookやLinkedInをよく使う傾向があるのは驚くことではありません。例えば、ブロガーのアーバンライフスタイルセグメントは、平均以下のセグメントと比較して、Facebookユーザーである可能性が18%高く、LinkedInユーザーである可能性が140%高いです。

ニールセンについて 方法論

Nielsenは、最も利用者の多い7つのソーシャルネットワーキングサイトとプラットフォームを調査しました。 Facebook、MySpace、Blogger、Twitter、WordPress、ClassmatesOnline、LinkedInです。 セグメント別のウェブサイト普及率は、セグメントごとのウェブサイトへのユニークビジター数を各セグメント内の総世帯数で割って算出しました。

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