グラフィック・ノベルは、繊細なイラストと豊かなストーリーで、ポーやヘミングウェイ、チョーサーと同じように書店の棚に並んでいる。その人気は、いくつかのテレビ番組や映画の成功によって後押しされたのは間違いない。

ニールセンによると、2013年のグラフィックノベル部門の販売冊数は、前年比10％増となっています。ニールセンは実際の販売価格を追跡していませんが、リストの上位にある高価格帯の書籍は、グラフィックノベルの出版社にとって最も嬉しい驚きでしょう。

今年、この部門で1位と2位の売り上げを記録したロバート・カークマン著の「ウォーキング・デッド」大全集は、合わせて10万部を売り上げ、各59.99ドルという希望価格帯は、他のソフトカバーのそれを大きく上回っています。実際、「The Walking Dead: Compendium One」は、ニールセン・ブックスキャンの2013年年間累計の大人向けフィクションのベストセラー・チャートTOP200の中で、圧倒的に高い価格帯の本となっています。

さらに、カークマンと彼のシリーズは、年間を通してのトップグラフィックノベルのリストの上位5位中4位を占めています。カークマンの「The Walking Dead: Compendium One」も前週比47%増となり、これは3月下旬にAMCの人気ドラマがシーズンフィナーレを迎え、約1600万人の視聴者を動員したのと同時期でした。

カークマンの本は過去1年半で100万部以上売れたが、ベストセラー漫画セーラームーンシリーズの著者である武内直子は合計8万部、岸本斉史の忍者漫画ナルトシリーズは2013年に10万部近くを売り上げた。

もちろん、Nielsen BookScanのグラフィックノベルのベストセラーリストには、『ウォッチメン』、『マーベル・アベンジャーズ』、『バットマン』、『DCコミックス究極キャラクターガイド』といったスーパーヒーローものの本が含まれており、これらはすべて2013年のトップ25に入っています。

2013年上半期 大人向けフィクション・グラフィックノベル ベストセラートップ10