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メディアの多様化が進む中、広告付きコンテンツは依然として好まれるソースである。

3分で読めるシリーズ|2018年3月

今日の消費者は、あらゆる種類のコンテンツに指先ひとつでアクセスすることができます。しかし、メディア環境が拡大する一方で、消費者が時間を費やすコンテンツの種類は、ほぼ一貫しています。広告付きコンテンツは、消費者の視聴習慣の大部分を占めるメディアであることに変わりはありません。

ニールセンのデータによると、2017年の成人のプラットフォーム(テレビ、ラジオ、スマートフォン、ビデオゲーム、タブレットなど)における広告付きコンテンツの利用時間シェアは86%で、この数字は過去10年間、比較的横ばいで推移しているそうです。テレビとラジオが主な消費手段であった2002年には、広告付きコンテンツが消費者の利用時間に占める割合は89%でした。

これらの統計は、時代とともに様々なデバイスが利用可能になり、メディアを利用する時間が全体的に大幅に増加していることを考慮すると、さらに重要な意味を持ちます。広告付きコンテンツへの関与は、より多くのデバイスがメディアのエコシステムに導入される一方で、そのペースを維持しています。

米国の96%の家庭にはテレビがありますが、他の機器も徐々にユビキタスになりつつあります。PCの普及率は鈍化していますが、米国のテレビ視聴世帯の80%はPCを使用しています。一方、タブレット端末とスマートフォンの普及率は、それぞれ64%と89%に急成長しています。サブスクリプション・ビデオ・オンデマンド(SVOD)サービスは、タイムシフトの兄弟分であるDVRの普及率を超えています。その他の新しいプラットフォームについては、ニールセンについて 3分の2の家庭が、テレビにコンテンツをストリーミングできるインターネット接続機器を所有しています。これには、対応スマートテレビ、マルチメディア機器、ビデオゲーム機などが含まれます。

広告付きコンテンツへのエンゲージメントが、これだけ多くのデバイスへの導入率が高いにもかかわらず、堅調に推移しているのは、消費者のメディアを利用する時間が有限なリソースであり続けていないことも一因です。実際、消費者がメディアに割く時間は拡大しており、2002年から2017年の間に25時間以上増加しています。広告付きコンテンツに費やす時間は増加し、全体の使用時間に対して一定の比率を維持しています。

考えてみると、2007年第2四半期、成人のメディア利用時間の平均は、週50時間強でした。2017年第2四半期には、それが週75時間以上に増加し、そのうち65時間近くが広告付きプラットフォームで費やされているのです。2012年第2四半期以降、広告付きテレビ、ラジオ、デジタルプラットフォームに費やす平均時間は15時間以上増加し、2017年には30%増となりました。2002年第2四半期までさかのぼると、同じ数字が20時間を超えています。

広告付きメディアの消費は、過去 15 年間に様々な形で変化してきましたが、広告付きメディアは、認識されているよりもはるかに支配的であり、成功を収めています。消費者のメディアの味覚が広がり、消費習慣が多様化する今日、広告付きコンテンツは消費の柱であり続けています。このような収益モデルは以前から存在したが、究極にダイナミックで断片的な状況に対応するための汎用性と適応性を持っているように思われる。この新時代のメディア消費によって、マーケターや広告主は、これまで以上に多くの方法で消費者にリーチし、それを容易に実現することができるようになりました。

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