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カナダの女性コネクテッド・コンシューマー

2分で読む|2016年8月

カナダでは、主要な買い物客の60%を女性が占めており、家庭の買い物かごに大きな影響力を与えている。購入の意思決定を支援するテクノロジーの台頭はとどまるところを知らず、小売業者やメーカーにとって、女性消費者の購買意欲を高めることがますます重要になっている。

店頭に立つ前に女性とつながりたい?それなら、デジタルが鍵となる。カナダ人女性は、男性に比べ、ウェブベースのEメールをチェックする傾向が9%高い(女性の87%対男性の78%)。また、女性はソーシャル・ネットワーキング・サイトの利用率が男性より15%高い(79%対64%)。つまり、綿密に練られたオンライン戦略が必須なのだ。

デジタル割引が数多く利用でき、アプリで簡単に追跡できるようになった今、女性がメールやソーシャルメディアを多用することも、小売店やメーカーのマーケティング・プログラムに参加しやすい理由のひとつかもしれない。女性の買い物客は、男性に比べ、クーポンを受け取る可能性が22%高く、プロモーションを受けるために小売業者のグループに参加する可能性が17%高く、ロイヤリティ・プログラムに参加する可能性が16%高い。また、食料品店の売り場を訪れる前に、店のチラシを読んだり、クーポンを探したり、オンラインで店の価格を比較したりする傾向も、男性より女性の方が高い。

女性消費者はすでに数多くのデジタルツールに関与しているにもかかわらず、彼女たちが友人や家族、そしてブランドとどのように交流しているかを理解することは、より高いオンターゲット率でキャンペーンを成功させたい小売企業にとって不可欠である。実際、ソーシャルメディアアカウントを持つ女性は、男性よりもコンテストに応募する確率が17%高く、友人や家族にクーポンやプロモーションを転送する確率が12%高く、小売業者とつながりを持つ確率が9%高い。とはいえ、関係構築には時間と労力がかかる。しかし、その見返りは大きい。ブランドに対して幅広い魅力を持つ、エンゲージメントの高い消費者が、彼女の関心を共有し、さらにエンゲージメントの高い消費者を生み出すのだ。

今日のテクノロジーは、消費者がいつでもどこでもお気に入りのブランドや小売業者とつながることを可能にしている。時間をかけて女性消費者とオンライン上で関係を築き、購買に至るまでのプロセスを支援するブランドや小売業者は、リピーターから利益を得ることができ、最終的には消費者のロイヤリティが向上する。小売業者は、この消費者グループのソーシャル・プラットフォームへの関与を活用し、インタラクティブなコンテンツ、付加価値のあるオファー、コンテストやプロモーションを通じて、ブランドの認知度や購買意欲を高めることができる。

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