ピーコック、初めてストリーミング視聴者総数の1％を獲得

感謝祭の休暇中にテレビ利用が急増したにもかかわらず、12月の総テレビ視聴はわずかに増加した（0.3％）。テレビの総視聴率はともかく、視聴者が新しいタイトルやサービスに引き寄せられるにつれて、コンテンツの選択肢は細分化され続けている。

12月は視聴者獲得競争により、放送、ケーブル、ストリーミングの視聴シェアが低下した。一方、「その他」カテゴリーは、年末年始の休暇や贈答シーズンにおけるビデオゲームの利用が一因となり、シェアを2ポイント伸ばした。ストリーミングのカテゴリーでは、Peacockがテレビ利用シェア1％を達成した最新のサービスとなり、「その他のストリーミング」カテゴリーから脱却する基準を超えた。 

11月と同様、12月も1,000億分以上の視聴時間を記録した日が5日あった（クリスマスと12月18日を含む）。ストリーミングは引き続きトップカテゴリーに君臨し、テレビ総利用時間の38.1%を占め、11月よりわずか0.1%減少した。テレビの総利用シェアはわずかに減少したものの、ストリーミングの利用時間は11月から0.2％増加した。ストリーミングサービスの中では、HBO Maxの利用が最も多く（18.1％）、これはThe White Lotusの第2シーズンや、Friendsと The Big Bang Theoryの人気に後押しされた。前年同月比では、12月のストリーミング利用は46.1%増加し、テレビ利用全体から見ると10.4ポイントのシェア増となった。

放送とケーブルの視聴は減少した（それぞれ3.7％と2.4％）。これは、11月に視聴可能であった番組があまり好調でなかったことと、選挙後の落ち込みを反映したもので、ケーブルで最も顕著であった。ワールドカップ視聴が好調であったとはいえ、放送のスポーツ視聴は12.3％減少し、ドラマ視聴は20％減少した。比較的、長編映画の視聴は27％増加し、放送で唯一視聴が増加したジャンルであった。ケーブルも同様に、ホリデー映画の4.9%増により、ケーブル視聴の22.1%を占めた。

秋のテレビ視聴は、コンテンツの観点からは依然として重要であり、特に毎年9月に新しいテレビシーズンが到来する中、リニア番組は引き続き多くの視聴者を引きつけている。しかし、必見のテレビやスポーツが混在する中、視聴者の間では、放送やケーブルと比較して、ストリーミングが最も人気のある選択肢であることに変わりはない。

メソドロジーとよくある質問

本ゲージは、放送、ストリーミング、ケーブル、その他のソースを含む主要なテレビ配信プラットフォームにおいて、消費者がどのようにコンテンツにアクセスしているかを月次でマクロ分析したものである。また、主要な個別ストリーミング配信事業者の内訳も掲載している。チャートそのものは、個々のストリーミング配信事業者によるカテゴリー別およびテレビ利用全体のシェアを示している。