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デジタル測定を一新し、重複排除の比較可能性を実現

3分で読めるシリーズ|2022年11月

2021年初頭、ニールセンは デジタル広告視聴率 DAR)において「常時接続」機能を発表しました。これはデジタルとリニアのメディア間の比較可能性に向けた大きな一歩となり、デジタルメディア測定の革新につながるものです。

まず、この変化を正しく理解するためには、従来のデジタル測定をどのように向上させるかを知ることが重要です。これまでマーケターは、オンラインやメールに掲載された広告や、コンテンツを誰かが見たか、クリックしたかを示す測定サービスを使用してきました。そして、これらは個々のキャンペーンレベルで測定が有効である必要があります。

この種の測定は、Web 1.0時代のマーケターのニーズは満たしていましたが、複数のデバイスの利用が一般化し、コネクテッドTV(CTV)が台頭する今の時代には、広告主や広告代理店が必要とする比較可能性を提供することはできません。

視聴者がオンラインで時間を費やす方法は数多くりますが、ストリーミングは依然として突出しており、その勢いは衰えることがありません。例えば、9月にはストリーミングは視聴者がテレビを見る視聴時間36.9%を占めました1。市場調査会社のInsider Intelligence社は、今年のCTVの支出は 189億ドルに達すると予測しており、広告主や広告代理店は、継続的かつ比較可能で自動的なデジタルキャンペーン測定を必要としています。

「常時接続」測定の理解

個々のキャンペーンを有効にする必要がある、ポイントインタイム測定とは異なり、DARはPC、モバイルデバイス、コネクテッド・デバイスにまたがる広告の連続測定を提供します。広告主や広告代理店は、リアルタイムのキャンペーン評価に必要なインプレッションデータを大幅に増やすことができるほか、DARの継続的な常時測定はリニアTVの測定方法とほぼ同じで、全体的で重複のない、クロスチャネル測定のための大きなカバレッジと比較可能性のブリッジを提供することができます。

メディア測定の未来は、プラットフォームやデバイスではなく、オーディエンスに焦点を当てる必要があります。異なるメディアの境界線が曖昧であるからこそ、それが重要な視点となります。

例えば、YouTubeを考えてみましょう。YouTubeはストリーミングビデオの分野でもその勢いを伸ばしています。実際、YouTube(YouTube TVを含む)は、2022年9月にテレビ利用全体の8%を占め、ストリーミングプロバイダーの中で最大の割合を占めるプラットフォームとなりました。このテレビ時間のシェアは、前年比で40%近く利用が伸びていることになります1。

多くの広告主や広告代理店にとって、YouTube はメディアミックスの中で重要なチャネルです。きめ細かいデータと管理の観点から、YouTubeでDARの常時接続が可能になったことで、広告主や広告代理店はキャンペーンパフォーマンスの可視性を拡大し、テレビ測定の連続測定と同様の機能を利用できるようになりました。その結果、YouTubeのキャンペーンでは、この機能を1回有効にするだけで、市場をリードする最大級の広告サポートプラットフォームにおける真のクロスチャネル比較可能性の恩恵を受けることができるのです。

しかし、常時接続のDARが有益なのは、広告主や広告代理店だけではありません。常に拡大し続けるメディア環境において、媒体社には、自社のプロパティが提供する価値を示す、強固で正確なリアルタイムのデータが必要です。インプレッションデータの増加により、パブリッシャーは意図したオーディエンスへの広告配信を改善し、リーチを把握して頻度を管理し、各プロパティが配信しているオーディエンスについてインサイト を獲得することができます。

リニアとデジタルの境界線が急速に混ざり合っている環境では、測定の比較可能性が最も重要です。デバイスやプラットフォームの断片化にもかかわらず、今日のメディア市場では視聴者がすべてであり、広告主、広告代理店、媒体社が注目すべきはそこなのです。

測定値の常時監視を有効にする方法:YouTubeでニールセン デジタル広告視聴率(DAR)の常時測定を有効にする方法をご紹介します。

備考

  1. ザ・ゲージ、2022年9月使用データ

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