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これは必見!」-バイラル・ビデオの音楽的インパクト

2分で読む|2014年7月

動画がオンラインに投稿されると、それが誰の手に渡り、どれほどの人気を得るかはわからない。そして、最近はデジタルなものなら何でもそうだが、ソーシャルメディアで数回転送されたりシェアされたりするだけで、数分以内に何かが主流メディアになる。AWOLNATIONの "Sail "に合わせてジャンプする(そして失敗する)猫の動画、カニエ・ウェストの "Gone "に合わせて解釈ダンスをすることで仕事を辞める女性の動画、クリス・ブラウンの "Forever "をフィーチャーしたブライダル・パーティの入場など、笑えたり、衝撃的だったり、感動的だったりする動画に抗うのは難しい。音楽がこうしたビデオに特別なタッチを加えることは否定できないが、こうしたビデオの何百万回という再生回数は、もっと大きな効果をもたらすのだろうか?具体的には、楽曲の売上に影響を与える可能性はあるのだろうか?

楽曲のセールスは様々な影響を受けるが、最近の傾向では、バイラルビデオがその一翼を担っていることが示唆されている。実際、バイラルビデオで楽曲が紹介された1ヵ月後に売上が激増した例もある。例えば、2010年の『ティーンエイジ・ドリーム』に収録されたケイティ・ペリーの「ピーコック」の売上は、ペリーがブレイクしたアルバムをリリースした後の2010年11月に、スティーヴン・カーディナルがバイラル動画「チャトルーレット・バージョン」を公開した後、1ヶ月で64%も急増した。同様に、ロビンの2011年のシングル「Call Your Girlfriend」の売上は、姉妹デュオのレノン&メイジーが2012年にエラトにインスパイアされたアコースティックなカバーをアップロードした1ヵ月後に12%増加した。また、バイラル・ビデオに取り上げられたことで恩恵を受けた曲はこれだけではない。ニッキー・ミナージュ、ドレイク、レディー・ガガといったアーティストの曲も、顕著な売上増を記録している。

方法論

売上パーセンテージの変化は、動画投稿前と4週間後のニールセン・サウンドスキャンによる売上数値の比較に基づいている。再生回数は2014年7月25日にYouTubeから収集。

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